2005年06月09日

管理職奮闘記・退職とロッカーの孤独

今日の話では無いが、
「あの・・・お話があるんです・・。」喫煙コーナーでのほほんとタバコを吸っていると、モジモジしている女性アルバイトから声をかけられる。
これはもしや禁断不倫的社内ラブ告白タイムか?

妄想を書いてしまった。
大抵、上席の人間にお話があるときは退職の相談だ。
君達はそれ以外に俺にこっそり話しかけることはないのか?と思ってしまう。
辞める時は人それぞれだが、社員はともかくアルバイトになると本当の退職理由を言ってくれる人は皆無である。

始めは結構退職者が出ると落ち込んでいたが、労務環境・教育体制、時給アップ制度など色々環境を整えることができたので「ここがイヤで辞めるんならドコ行ってもやってけないよ〜だ」と割り切れるようになった。割り切り方が小学生レベルですいません。

音響技術の専門学校に通っていたころ、190センチ近い長身で胸元までロングヘアーのN君がいた。ギター命!いつでもライダースジャンパー着用の彼は、エクストリームのヌーノ・ベッテンコートに憧れていたらしいが、僕にはノッポのみうらじゅんに見えた。
なぜか2日一度ほど向こうから他愛も無いことで話かけられ、デヘヘと愛想笑いを交わす程度だったが、ある日深刻な顔で彼は言った。

「俺、学校やめるよ。音響つまらねえし。」
「へ?もともとギター続けたいからカムフラージュで音響やるって言ってたっしょ?」
「ギターは続けるぜ。でも・・」
「でも?」
「ラーメンも同じくらい好きなんだ。ラーメン屋になる。」

ショエー!と思った。完全ロックミュージシャン志向で放課後はバンド活動にいそしんでいると思っていたN君からのカミングアウト。聞けば、ウマい!と思ったラーメン屋に弟子入りし、日々精進していたらしい。彼の言葉からは「迷いあぐねた挙句、苦渋の決断をした」という思いが節々から伝わり、重みがあった。
あのN君の言葉の重みに比べれば、今のアルバイト達が退職を申し出るときの言葉は軽く感じて仕方がない。

勤める時も辞める時も、考え抜いて言葉を口にして欲しいものである。

ちなみにN君が喋りかけてきていた理由は、「自分以外に革ジャン着て学校に来るのが君だけだったから」そうである。にわかロッカーはかくも孤独で悲しい。


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この記事へのコメント
こんにちは♪
私も、年下部下君から深刻そーに「お話があります…」って言われればドキッってしちゃいますw
でもおっしゃる通り、100%退職依頼なんですよね〜w
デキる部下だと、ショックもひとしお。
お互いに頑張りましょう♪

Posted by watch at 2005年06月10日 19:00
watchさん>
コメントありがとうございます。
退職は無理に引き止めれませんし苦労します。
「辞める」と口にした瞬間に、ジ・エンド。
引き止めたとしても仕事力は元に戻らず、結局退職・・・・。

頑張ります。
Posted by translife at 2005年06月11日 15:11